Sato Wines サトウワインズ

ニュージーランド、セントラル・オタゴで2009年に設立。

その品質で高い評価を得ている「Sato Wines サトウ・ワインズ」。

ワイナリーを運営する佐藤嘉晃・恭子さんご夫妻をお招きしてのミニセミナーに先日参加してきました。

semi

サトウワインズの魅力は、有機およびバイオダイナミック農法で栽培された葡萄を使い、

亜硫酸については全くの不使用、もしくはボトリング時にごく僅かという、

テロワールと微生物の活動を可能な限り妨げない、ナチュラルなワイン造りにあります。

 

佐藤さんがワイン造りに取り組むセントラル・オタゴはニュージーランドの南島、

南緯45度の地に位置し、「地球最南端のワイン産地」とも呼ばれています。

元々白ワイン品種が有名ですが北緯に置き換えると、フランスのブルゴーニュやロワールに近く、

近年では本場同様、ピノノワールの評価も高まってきています。

他の地域が海洋性気候なのに対し、この地域は準大陸性気候に属しています。

西海岸に沿った南アルプス山脈が雨雲をさえぎり、降雨量は年間400ml程度と少なく、

昼夜の寒暖差は20度から30度になる事も!厳しい環境が高品質な葡萄を育んでいます。

これまでサトウワインズでは、ピサ・テラス、ノースバーン、カーンミューアーといった契約畑から

葡萄を調達していましたが、近年大手ワイナリーに買収され、葡萄の調達が難しくなったそう。

しかしながら、今年からピサ・テラス(シスト土壌)に自社畑を持ち、ピノ・ノワール、ガメイ、

カベルネ・フラン、シャルドネ、シュナン・ブランの栽培に取り組んでいるという明るいニュースも!

 

今回のセミナーでは、2014年のピノノワールのワイン3種をテイスティングしながらお話をお伺いしました。

red

この年は、春先涼しくなったため、自然と生育が遅め。また未発達な葡萄も出来たため、

自然の力で収量制限が可能になったと言います。その後気候が安定して来ると、

小粒のまま熟度が上がり、凝縮した果実を収穫出来たそうです。

醸造はもちろんナチュラルな造りを実践しています。

醸造での亜硫酸不使用、野生酵母での発酵、マストは極力動かさず、

ピジャージュも可能な限りやさしく行い、ワインの移動も重力を利用した方法に限ります。

オタゴでは日本の7倍の紫外線が降り注ぎ、激しい昼夜の寒暖差で葡萄の色素が濃くなる

傾向があるそうで、醸造で優しく果実を取り扱う事で、ナチュラルさ繊細さを引き出している事が

ワインの味わいからも伝わってくるようでした。ちなみに、新樽の使用比率は低いことも、

果実の素直な味わい、軽やかさ、滋味豊かな印象につながっているのかなと感じました。

 

「ピノノワール2014」はピサ・テラスの葡萄を使用。今は明記されていませんが、

今後その名前を冠する事を考えているそうです。真っ先に朝日を浴びる場所にあり、

酸を出す事を意識し、早摘みを行っています。ハーバル&フローラルな印象です。

「ピノノワール ノースバーン2014」はバイオダイナミック農法に完全に移行している畑です。

強い午後の日差しをいっぱいに浴びるところで、その為、果皮が厚くなり、複雑な味わいが出ています。

濃く、赤系に混じり黒系果実のニュアンスが感じられます。また、キノコや土っぽい香りも感じられました。

また、ランソリットにならなかったものを一部ブレンドしています。

「ピノノワール ランソリット2014」は“風変わりな”という意味を持った言葉を名前の由来としています。

全房発酵100%。全ての房を除梗せずに茎と一緒に発酵させたワインです。

DRCやルロワをはじめとする有名生産者が行っていて、これから増える傾向にある注目の発酵方法です。

賛否両論ありますが、この方法でワインはピュアでソフトな印象になり、さらには複雑性を増し、

しかも骨格のあるワインに仕上がるといわれてます。

このランソリットは全房発酵を「一部(数十%)」に用いるのでなく「全て(100%)」で醸されます。

新樽は無し、早摘みブドウでアルコール度数は12.9%、まだ若さを感じるものの、しっとりとした果汁感、

伸びやかな酸、優しく繊細なタッチが印象的です。ピノノワールは本当に奥深い…と感じていただけるはず。

 

今回、会場には赤ワインの他に白ワイン3種もお目見えしていました。

white

これらの感想は、各商品ページにて書かせていただいていますのでご覧ください。

 

佐藤さんのワインは、本当に数が少ないうえ、

世界中の愛好家から求められているため、どれもが貴重品です。

しかしながら今回、少量づつですが特別にこれらの素晴らしいワインを

販売できる機会をいただく事が出来ました。

是非この機会に、遠くニュージーランドの地で真摯に葡萄栽培・ワイン造りに向き合う

佐藤さんのワインをじっくり味わっていただければと思います!

>>オンライン店取り扱い 「サトウワインズ」一覧

▼今回テイスティングしたワインはこちら

■ ピノノワール 2014■

1517436

 

■ ピノノワール ノースバーン  2014 ■

1518044

 

■ ピノノワール ランソリット  2014 ■

1518045

 

■ リースリング 2014 ■

1518040

 

■ シャルドネ 2014 ■

1518041

 

■ ピノ・グリ ラティピック 2014 ■

15180421

 

 

広告